水蒸気透過カップ

(85℃,85%RH 高温測定用)

【電子デバイス信頼性試験に向けた防湿性評価】

 

高温下で水蒸気透過度測定ができるカップを開発しました。

 

製品の特徴

■60℃90%RH, 85℃85%RHの高温条件に対応
■ネジ式カップの採用で封ろう剤が溶融しない
■調圧ガスケットが測定時のサンプル損傷を回避
■従来のカップ法(JIS Z 0208)と同様の簡易な試験操作
■40℃の測定値は従来のカップ法と一致
■測定範囲 20~1,000 g/(m2・day) @85℃85%RH

従来のネジ式カップでは高温下の水蒸気透過度測定時にサンプルが変形します。

試料の変形は透過面積の増加と膜厚の減少につながり、測定値が増える方向へ誤差をあたえます。

調圧ガスケット

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内圧変化を緩和することでサンプルに負荷をかけない水蒸気透過度測定が可能となりました。

高温測定用水蒸気透過カップはサンプル損傷による測定誤差を回避できます。

水蒸気透過度のアレニウスプロット

縦軸:水蒸気透過度の対数  横軸:絶対温度の逆数

 

サンプル‥ポリプロピレン 30μm

◯‥高温測定用水蒸気透過カップによる測定値

●‥従来のカップによる測定値

 

 

 

化学反応の速度が温度に依存するように高分子膜の透過現象もArrheniusの式に従います。

 

高温測定用水蒸気透過カップによる測定値は85℃まで

近似直線上に分布し、文献と矛盾のない結果が得られました。